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法然院(京都)展、無事終了しました。





京都 法然院での個展「ANGELUS NOVUS」終了しました。

会期の全てを台風とともに過ごすこととなった、今までの経験からも考えられないような事態となりました。


以前より、キーとなるような作品が誕生する際や発表する際に天候や転変地異など外界との連動には感じるところがあり、それについては一つ前のブログにまとめました。https://www.aki-horiuchi.com/post/新しい天使の個展会期がずっと台風とともにある件



今回の個展は近年開催してきた個展と比べると会場の広さは4倍ほど。2019年横浜個展以来の大きめ規模の個展でした。


展覧会というものは整然と作品が並んでいる会場で鑑賞する側にいると思いもよらないのですが、作品の運搬や作品の設置等なかなかの重労働で、作品を守るための箱を含む今回の作品の量はもはや「引越しレベル」また作品が大きくなると壁への設置も一人では困難となります。



かねてより「画業はテキ屋の一種」とも思ったりするのですが近い作業が多いのです。

テントを貼って芸を観てもらう旅芸人の一種ですね。



そして今回の個展は主催が私自身でした。作品制作はもちろん宣伝や設営、毎日の接客の全てを一人で完遂される画家の方もおられます。


しかし私にとって今回の法然院展は主催でスタートしたものの、私一人の限界を超えてしまっていました。外国人観光客への接客はもちろん会場設営時の深夜のスポットライト追加などの高所作業に至っては1人での作業はもはや危険領域です。



危険領域にもまたがる私自身で負いきれない部分を「何より直接絵を観てほしい」と、純粋にその一心で多くの方が支えてくれました。


ご自身の体験から非物質世界とこれからの世界を伝えておられるブレイク中の石井数俊さん。個展の直前に堀内絵画について配信で語ってくださった内容に非常に勇気づけられました。


※堀内絵画については動画20分頃より



少数部族のような鋭いインスピレーションとネットワーク、ジンバブエ ショナ族伝承のMbiraセレモニーをOpeningに開催してくれた実近修平氏。


半年以上前から外国人対応を担うべく在廊を決めてくれていた横浜のK女史。


「この展覧会を見届けなきゃならない」の一心で結局会期の全てを支えてくれたStarPoetsGallery 今村仁美 氏。


過酷な設営と搬出作業のみならず作品配置や接客のサポートを担ってくれた大天使エリオット。


※撮影 竹川大介 氏

「今これを伝えたい」の思いだけで奔走してくれた方々と実際に会場に足を運んでくださった皆さま。ありがとうございました。





台風との併走により通常より来場者数は限られ、現場に辿りつく事自体が奇跡、、といった会期となりました。


そして、そのような奇跡的な出会いのなか

「あーすごかった」「よいものみせてくださってありがとう」では収まらない" 能動的鑑賞者 "の登場。


そう、いつもはひっそりと大切なものを伝承している少数部族がテレパシーに近い危機感とともに止むに止まれず奔走したその理由。




「観るという行為から湧き上がる "それ" を鑑賞者がしかと捕える」ということ




お盆の南海トラフ騒ぎ、台風10号のおかしさ。

明後日の方向に危機感を煽るメディアのおかしさに加え、本来なら自発的情報発信の場であったSNSや配信の世界も、発信力に長けた物や刹那的に面白そうに見える物で溢れて、本当に自身が望むものに辿り着くのがむつかしくなっているように感じてなりません。



そんななか、今回たどり着いてくれた方が堀内作品のなかではある種特異的な可愛らしさを持つ作品を迎えてくださることとなりました。


以前より小さな立体作品のオーナーでもあるその方は昨年の大阪個展の時から、この絵がとても気になっていたとのことでした。




こうして、その方所蔵の作品たちを並べてみると、私自身も気づいていなかったパラレルでは中心であったであろう作品世界が明確に浮かび上がってきます。



また、下は占星術師ルシエル氏がご自身のX=旧Twitterに掲載されていたルシエル氏の部屋。

壁の上部と画像右側に堀内作品があります。

ルシエル氏ご自身はご自身の部屋を恥ずかしいかも...とおっしゃっていますが、澁澤龍彦ほどではなくとも、明らかに神秘世界を包括する研究者の趣があります。


ルシエル氏が右の立体作品のオーナーとなられた際、

「こんなに惹かれちゃう時に決断せずに帰るとね、経験上後から見えない世界からのプッシュが猛烈に来るのわかってるんだよね」とおっしゃってました。 作者の私にも計り知れない、作品が持つ背後の力とご自身との関係を私以上に理解してくださっているのです。




占星術師ルシエル氏 :占星術、神智学、ライトランゲージを駆使したチャネリングによる鑑定のほか世情や精神世界についての独自の考察には定評がある。noteにて定期発行される「たましい革命新聞」は必読。




私が無意識から導きキャンバスに現れることとなった絵たちは、それに惹かれる方が背負うものや無意識、ひいては私たちをとりまく世界が今私たちに伝えたいことでもあると、描き続けています。



壊れゆく世界を大きく見開いた目でみつめたまま、否応なく未来へと進む、

ANGELUS NOVUS=新しい(歴史の)天使


美しく発光しつつ、無限大の時を淡々と各々に割り当てる

ANGELUS TEMPOS=時の天使





今回ほとんどの方が辿り着けなかった、この2つの天使に再び良い形で観ていただく機会を作るべく、法然院展終了直後からトライ&エラーをくりかえしております。

さまざまなことが私一人の考えや力を超えてしまったかもしれません。




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